90年代以降のフュージョンアルバムって、どうも苦手ですね。
どれも同じような音に聴こえてしまって(笑)。
70年代フュージョンやリー・リトナーやラリー・カールトンの80年代アルバムはよく聴きました。でもそれ以降のモノって、あまりアルバムも所有しておりません。
で、実は今回ご紹介するボブ・ジェームスのアルバムは、1994年発表のもの。実はブックオフで108円で売られていました。しかも輸入盤でなく、国内盤。ボブ・ジェームスっていったら、そりゃフュージョン界の大御所で、彼のアルバムならどんな駄作でも(そもそも駄作なんてないと思うのですが)108円で売るなんて、とても失礼なこと・・・だと思うのですが。
90年代以降のフュージョンを苦手する私でも、さすがに触手がそそり、購入してしまいました(笑)。
でもジャケットからして、なんだかあまり特徴がないような・・・。
確かに曲はスムース・ジャズっぽく、通して聴いてみても、あまりピンと来ない。でも実は車中で3,4回もリプレイしてしまいました。やっぱりこのテの音楽って、失礼ながらBGMとしては最適。ましてやここ最近の蒸し暑さから解放されるには、ぴったりの音楽ですからね。
また当たり前といえば当たり前ですが、一時期大好きだった彼が加入しているフォー・プレイの音にそっくり。それよりももっとピアノがリリカルかもしれませんね。
プロデュースはマイケル・コリーナとレイ・バーダニ。この2人はデヴィッド・サンボーンやマイケル・フランクスなんかをプロデュースしてきた人達。安心感のある音です。
個人的にはB面サイドがお気に入り。⑥「Animal Dreams」、⑦「Back To Bali」、⑧「Into The Light」なんかの流れは最高です。
⑧「Into The Light」のイントロは、スウィンギーなオーケストラをシンセで代用して、華やかなムードが漂いますが、後はボブのリリカルなピアノが軽やかなにメロディを奏でます。こんな曲は夜にじっくり聴いてみたいですね。
エンディングトラックの⑩「Awaken Us To The Blue」なんかも、スムース・ジャズっぽくていいですね。しかもメロディもいいし。
久しぶりのフュージョン。BGMにはやっぱりフュージョン、いいですね~。