日曜日の午後、サンソンと共によく聴くのがInterFMのLAZY SUNDAY。まさにタイトル通りのまったり雰囲気の音楽とDJが大好きです。
で、今日、その番組から何だか聴いたことのあるイントロが流れてきました。
アコースティックギターが奏でるまったりとした雰囲気の中、エレキが宙を漂います・・・。そしてハイトーンなヴォーカル。
そう、昔、よく聴いていたモンキーズ。その楽曲のヴォーカルはディビーではなくミッキー。
モンキーズといえば「Daydream Believer」とか「I'm A Believer」がよくオンエアされる楽曲です。でも今日オンエアされた曲、私は未だかつて、ラジオから流れてきたものを聴いたことがありませんね。
でもその曲、実にLAZY SUNDAYにぴったりなんですよ。大好きなモンキーズなのに、この曲はどちらかというと地味な楽曲。しかも1968年の作品なので、モンキーズの人気も下降線を辿っていた時期のもの。
もったいぶった前振りでしたが、その曲とはキャロル・キングとトニー・スターンの共作「As We Go Along」です。
この作品はモンキーズの
「Head」というアルバムに収録されております。当時モンキーズはTVショーも終了したこともあり、今度は映画を製作しました。この映画がまた商業的には大失敗だった訳で、確かに中身はツマラナイものだったのですが、そのサントラがこのアルバムなんですね。
映画はあまり見る価値のないものでも、このサントラがまた結構いいんですよ。操り人形だったモンキーズにとって、ここで繰り広げられているサウンドは、まさしく4人の個性が発揮されたもので、マイクやピーターは自身の作品も発表してます。
ちなみにそのマイクの作品「Circle Sky」はモンキーズ流ハードロックで、実にかっこいい仕上がりとなってます。参考までにライブバージョンをアップしておきます。もちろん「Head」での「Circle Sky」はスタジオミュージシャンが演奏してますが、ここでのバージョンは恐らく本当にモンキーズが演奏していると思われます。
話が反れましたが、「As We Go Along」。実にいいですよね。ここでのギターはライ・クーダーと二-ル・ヤング、そしてダニー・クーチ(キャロルも弾いているらしいですが)。そんな人数で本当に弾いているのか??って気もしますが、クレジットはそうなってます。
よく聴くとキャロルらしいメロディなんですが、やっぱりミッキーの個性的なヴォーカルが、この曲の持つレイジーな雰囲気をアップさせてますね。
この曲はファーストシングルカットされた「Porpoise Song」(この曲もキャロル作で、サイケな曲です)のB面だったんですが、地味なんでB面扱いされちゃったんですね。もう30年以上モンキーズを聴いているのですが、まだまだ新しい発見があります。