久しぶりの記事投稿になります。ハイ、まだ生きております(苦笑)。以前より音楽を聴き込む時間がなくなり、なかなか記事を書く余裕もなく、バタバタしております。でもたまに、たまに気分転換に、こうして記事をアップしていければいいなあと思ってますので。
1ヶ月振りのアルバムご紹介はカーペンターズ。しかもカレンが亡くなって、18年後に発表された未発表曲集。ちょっと変化球で来ました(笑)。
カーペンターズは5本の音楽特番を制作しているのですが、ここに収録された殆どの楽曲は、これら特番で披露されたものです。このアルバムが発表された当時、ここに収録されている⑬「Rainbow Connection」がTBS系のドラマ「恋がしたい恋がしたい恋がしたい」の主題歌となったので、このアルバムは「Rainbow Connection」がミソだとばかり思ってました。
リチャードはやっぱり素晴らしい。この未発表曲集はどれも素晴らしいクオリティなんですね。「Rainbow Connection」の存在が薄れてしまってます。
まずはオープニングの①「
Without A Song」。
このイントロがまた素晴らしいアカペラチューンなんですね。実際の特番映像では途中からエラ・フィッツジェラルドとジョン・デイヴィッドソンが登場します。あ~、なんかアメリカの音楽番組らしくて、いいですね。心温まります。
同じく「ミュージック・ミュージック・ミュージック」から、④「I Got Rhythm」。これ、音源だけだと魅力が伝わらないかもしれません。ここの聴き所、いや見どころは後半のカレンのドラミングです。
最初はガーシュィンのナンバーなんでムーディーなジャズナンバーでスタートしますが、ここはやっぱりカーペンターズ。カレンのダンスも披露されて、3分5秒過ぎから、カレンが素晴らしいスネアプレイを聴かせてくれます。やっぱりカレンはドラマーなんですよね。
3本目の特番は「スペース・エンカウンターズ」という番組。1978年に放送されたようです。ここからご機嫌なナンバー、⑤「Dancing In The Street」を。
https://www.youtube.com/watch?v=9a62PlYvzwo1964年にヒットしたマーサ&ザ・ヴァンデラスが原曲ですが、ここでのアレンジもオリジナルヴァージョンをアレンジしたポール・ライザーだそうです。
カーペンターズは1974年にペリー・コモのクリスマス・スペシャル番組に出演しております。そこでカレンとペリーは見事な歌を披露しておりますが、そのメドレーが本作の11曲目に⑪「
Carpenters/Como Medley」として収録されております。YouTubeにもその時の映像がアップされておりました。カーペンターズはエンタテイナーでもあったんですね。古き良きアメリカって感じです。
1976年、「Carpenters Very First Television Special」という特番で、なんとも贅沢なヒットメドレーを披露。これも⑭「Hits Medley 76」として収録されてます。しかも映像までアップされているんですから、いい時代になりました。こうして今でもカレンが見れるんですからね。
本作にはシークレットトラックが収録されておりました。それは⑮「And When He Smiles」という曲で、1971年9月のBBCの特別番組で披露されただけで未発表に終わった曲。
最後はやはり⑬「Rainbow Connection」をどうぞ。
1979年に公開された映画『マペットの夢みるハリウッド』の劇中歌で、ケニー・アスチャーとポール・ウィリアムスの共作。もちろんポール・ウィリアムスとは、カーペンターズに名曲を提供していたソングライター。このテイクは1980年に発表されたアルバム「Made In America」のアウトテイク。ポールらしい美しいメロディの楽曲ですね。
あ、このアルバム、オフで250円で売られてました。う~ん、確かにオリジナルアルバムでないけど、内容は実に濃いアルバム。そんな評価をされるのはちょっと悔しいですね(でも安く買えて良かったんですが(苦笑))。
ちょっと物憂げなジャケットのカレンの表情が気になります。個人的にはもうちょっと元気溌剌なカレンの表情をアップしてほしかったですね。