ということで久しぶりにAORのアルバムをアップしておきます(恐らく閲覧数は大きく下がると思いますが)。
AORといっても米国のジャズ・ヴォーカル・グループのマンハッタン・トランスファーです。なぜマントラがAORなのか・・・、それはこのアルバムがAOR界の巨匠、ジェイ・グレイドンがプロデュースしているから。
ジェイとマントラのコラボは1979年発表の「Extensions」からで、このアルバムからはウェザー・リポートの名曲「Birdland」や、映画「Twilight Zone」の主題歌のカバーがヒットしました。恐らくそれら楽曲の構想は、ジェイのプロデュース力によるところが非常に大きかったと思われます。
そしてその後にリリースされたジェイとマントラのコラボアルバムがこの「Mecca for Moderns」です。
このアルバムにはAOR必聴の名曲が数曲も収録されてます。
まずは①「On the boulevard」。作曲はジェイにリチャード・ペイジ。ちなみに作詞はマーク・ジョーダン。
ミュージシャンはドラムにスティーヴ・ガッド、ベースはエイブラハム・ラボリエル。ギターはジェイで、キーボードはヴィクター・フェルドマン。完璧でしょ??
AORってコーラスの美しさが聴き所でもありますが、もちろんマントラですから、素晴らしいコーラスを聴かせてくれます。
そして必殺のAORバラードの⑤「Smile Again」。この曲、何かに似ていると思いませんか? そうEW&Fの「After The Love Is Gone」ですね。それもその筈、この曲の作曲者はジェイにフォスター、ビル・チャンプリン。「After The Love Is Gone」と一緒なんですよ。
すごくイイ曲なんですが、でもこの曲、果たしてマントラがやる意味があったのか??
本作はAORアルバムとしてご紹介しているので、先にAOR系の曲をアップしましたが、やっぱりマントラらしいポップスやジャージーなものもご紹介しておきます。
まずはポップス。これはリアルタイムに私、聴いてました。それが②「Boy From New York City」。確かヒットしたような記憶があります。ニューヨークの風景が思い浮かびます。
せっかくなのでLive In Japanの模様をアップしておきます。ドゥーワップの楽しさが伝わってきますね。
それから本作にも一風変わったカバーが収録されてます。007のテーマをモチーフとした④「Spies In The Night」。これもジェイ・グレイドンのアイデアとアレンジでしょう。
最後に私の大好きな完璧なアカペラの⑨「A Nightingale Sang In Barkley Square」。
アルバムでも最後にひっそりと収録されてます。この曲を夜にヘッドフォンで大音量で聴くのがいいんですよね。マントラの素晴らしいコーラスが夜の闇にとろけるように合います。
ちなみにアップした音源はライヴ盤のようで、最後に「Birdland」が流れてきます。
私もマントラ持っていましたよ。こういった声が好きなんです。
On the boulevardのような曲がいいです。今は手元になんですが。
確かにアースのAfter The Love Is GoneとSmile Again似ていますね。なるほど、新しい発見です。
240さんのブログを読むと完全に記憶の彼方へ行ってしまっている名曲の数々を思い出すので楽しいです。