ここ名古屋は昨日、今日と予想に反して晴れ渡っております。
先週からかなり暑さが本格的になり、いよいよまた蒸し暑い名古屋の夏を経験するのかと思うと憂鬱になってきますが、クールな音楽を聴いて、またこの夏を乗り越えたいと思ってます。
そういった意味では、ここ数日、私のWalkmanのヘビロテになっているのがスパイロ・ジャイラの「モーニング・ダンス」。ジャケットがあまりにもグロテスクというか悪趣味というか、なんだかちょっと敬遠したくなるようなジャケットだったので、永らくじっくり聴くこともありませんでした。ところが先日、自宅近所の量販店で20円で放置されているのを発見。即、購入して以来、この暑さも手伝って、すっかり愛聴盤となっております。
スパイロ・ジャイラといえば、もうこの曲ですね。①「Morning Dance」。もうこれ以上の、この時期にぴったりなフュージョン・ソングはそう見当たらないかもしれません。
カリプソ・フィーリング溢れるスティール・ドラムとパーカッション、ヴィブラフォン。それに続くメロディを奏でるサックス・・・、素晴らしい。チャック・マンジョーネの「Feel So Good」もいいですが、やっぱりこちらの方がメロディ・アレンジとも私のお気に入りで、フュージョン史上に残る名曲だと思います。
最近、蒸し暑い通勤電車内でこの曲を聴くのがクセになってしまいました(笑)。
VIDEO それに続く②「Jubilee」、こちらはファンクテイストがほどよくブレンドされたナンバー。私はこの曲を聴くと、スクエアを思い出します。T-スクエアではなく、スクエア時代の楽曲ですね。スクエアもまた、適度にファンクテストを織り交ぜた楽曲を発表しておりました。
私がこのアルバムを気に入ったのは、カリプソポップばかりではない、バンドとしてのスパイロ・ジャイラの懐の深さが知れるクオリティだったからです。
そして③「Rasul」は美しいバラード。ちょっとジャージーな、適度に聴かせる楽曲ですね。
④「Song For Lorraine」も人気の高いナンバー。こちらも気持ちを快適にしてくれるクルージング・ナンバー。間奏の華麗なピアノソロのフェーズがジャズ的4ビートになるところかなんか、バンドアレンジが秀逸だと思わせますね。
こんな気持ちのいいナンバーを聴きながら、ドライブしたいものです(単身赴任中なので、自転車しかないのが悔しいですが・・・)。
VIDEO ⑦「It Doesn't Matter」、いや~、これはジョージ・ベンソンの名曲「Breezin'」に似てますね。
ジャズタッチのギターが軽やかにメロディを刻んでいきます。あのBreezin'のように・・・。是非コレを聞いてクールダウンしてください。これはベンソンからの影響大ですね。
VIDEO 私のお気に入りはスピーディーな⑧「Little Linda」。これまた軽やかなパーカッションが気持ちいい~。サックス、ピアノのソロに続いて、必殺のヴィブラフォン・ソロ・・・。いやいや最高です! 曲には合ってませんが、意味不明な映像もカッコイイ。VIDEO どうですか~。少しは涼しくなったでしょうか。 これだけ素晴らしい内容のアルバムだと、ジャケットも愛嬌あるものに見えてしまうから不思議です(笑)。