明けましておめでとうございます。皆さん、どんなお正月を過ごされているのでしょうか。私はカミさんが胃腸炎でダウンしてしまったので、食後の皿洗いから愛犬の散歩まで、忙しく過ごしております。そして本日、再び単身赴任先へ帰還致します(大袈裟ですね~)。
この正月はこのフリッパーズのデビューアルバムがヘビーローテションでした。ちょうど年末にジャンク品として本作が50円で売られていたので、早速購入。フリッパーズはオザケンのソロも含めて大好きなのですが、実はこのデビューアルバムだけ未聴だったのです。それにしてもやっぱりフリッパーズ、いいですね。小山田圭吾の下手クソな歌も魅力的に聴こえてしまいます(笑)。
バンドは結成当時は5人のメンバーで、本作は5人で制作された唯一のアルバムとなってしまいましたが、まあ内容的には実質小山田&小沢体制ですね。また当時東大在学中だったオザケンが全曲英語の歌詞を作詞。楽曲はいわゆるネオアコ・サウンドで、渋谷系と呼ばれて大いにブームとなりました(オザケンは私と誕生日が4日違いの同い年、非常に親近感が沸く存在でした)。
ちなみに紅一点のキーボードの井上由紀子(現ライター)、当初雑誌に掲載された小山田圭吾を見て、ヴォーカルに誘ったらしいです。
とにかく個性的な面々だったのでしょうね。そんな彼等のデビューアルバム1曲目が①「
Hello」。
これがまたいい。デビューアルバムの1曲目のイントロがスローなロッカバラード的な調べ・・・。もちろんこれはフリッパーズ流のフックでして、一転陽気なアップテンポのメロディがスタートします。こんな仕掛けをいきなりやってしまうところに彼等の光るセンスを感じさせます。とことんポップですね。
お宝映像発見。当時のTV番組でしょうか、貴重な生演奏の映像がアップされてました。本作収録の③「Joyride」。
ちょっと60年代後半のサイケの雰囲気が感じられますね。このアルバムのなかでも人気の高い1曲らしいのですが、私はもっと好きな曲が別にあります。小山田氏の妙な変装(?)が気になったのでアップしてみました。
ボサノバ・ポップの④「Coffee-Milk Crazy」。いや~、これもいいですね。J-POPの極みといいましょうか。
https://www.youtube.com/watch?v=2zW5viMhGvE超ポップな本作のなかでも飛び切りポップで私の一番大好きな楽曲が⑩「
Goodbye, Our Pastels Badges」。そうです、この曲、ロジャー・ニコルス&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズからインスパイアされたソフトロックなのです。間奏のトランペットもそっくり。
一瞬ポリスのアポなし地下鉄潜入PVを思わせるこのPV、これも明らかに事前告知なしで撮っているんでしょうね。
さわやかなアコギと幾分カントリー&ロカビリー的なノリの⑪「
Chime Will Ring」。
バックのドラムの演奏はうるさいくらいに激しいですが、メロディはポップでいいですね。
渋谷系ソフトロックの中心的存在のフリッパーズ。私は彼等のセカンド「カメラ・トーク」が大好きで、当時、こちらはリアルタイムで熱心に聴いてました。「恋とマシンガン」はテレビドラマ「予備校ブギ」の主題歌となり、ヒットしましたっけ。
実は「カメラ・トーク」も当ブログでは紹介していなかったんですね~。何れご紹介したいと思います。