ポップスをこよなく愛する私としては絶対に忘れられないバンドがエリック・カルメン率いるラズベリーズ。彼等は4枚のアルバムを発表してますが、既にセカンドアルバム
「Fresh」、サードアルバム
「Side 3」、ラストアルバム
「Starting Over」はご紹介済ですので、最後にデビューアルバムをご紹介したいと思います。
1970年にクリーヴランド(オハイオ)で結成されたラズベリーズは、同年10月16日に初めてのライヴを行い、1971年にデモテープを作成。それがプロデューサーのジミー・イエナーの目に留まり、メジャーデビューに至ります。
1972年に発表された、このデビューアルバムを聴いてみると、やっぱりラズベリーズはエリック・カルメンのバンドなんだと思ってしまいますね。エリックが作曲に関わった作品が圧倒的にいいんですよね。
ラズベリーズといえばこの曲、①「
Go All the Way」。彼等の魅力の全てが詰まったパワーポップの名曲です。ちょっとハードなギターのイントロから、ヴォーカルが入り、すぐにサビに行く、そのどれもが胸をときめかすような曲ですね。
福山雅治氏のDJ番組にも使われているので、聴いたことがある方も多いと思います。
アップした映像は当時のメンバーではなく、後期のメンバーのようです。
ラズベリーズの魅力は「Go All the Way」のようなハードポップな面もあるし、また美しいバラード、それもちょっと切なくなるような、胸に迫ってくるメロディも魅力的です。
このファーストにもそういった魅力的な楽曲があります。③「
I Saw the Light」はそんな1曲で、私の大好きな曲でもあります。
⑥「Don't Want to Say Goodbye」は彼等のデビュー曲。
エリックの作曲能力の凄さを示す1曲が、このアルバムの最終トラックである⑨「I Can Remember」。
https://www.youtube.com/watch?v=DxhNkNNaHycイントロのエリックのピアノの弾き語り。Bitter&Sweetな名曲です・・・。
そして曲の中盤。実はこの曲は組曲風展開で、中盤よりバンド演奏&コーラスがかっこよく入ってきます。曲の展開は見方によってはクィーンを彷彿させるものがあります。ファーストアルバムにこのような曲が収録されていること自体、驚くべきことですね。
ラズベリーズは最近になり再結成を果たしているようです。また2005年のライヴを収録したCDが2007年に発売になってます。こちらはDVDも付いているようですね。近日中にこちらはチェックしたいと思ってます。
やっぱりラズベリーズ、いいですね~。