恐らく多くの方が殆ど認知していないアメリカのスーパーバンド、アラバマ。カントリー系のロックバンドなので、日本では知名度はゼロに近いでしょう。
洋楽を聴き始めた頃、ラジオから流れてくる洋楽のヒット曲に夢中でした。私が聴き始めたのが1981年前後ですから、以降3,4年の洋楽ヒットソングは懐かしいですね。
特にTommy Tutone「867-5309」とか38 Special「Caught Up In You」、Steel Breeze「You Don't Want Me Anymore」など、所謂B級ヒットソングが大好きでした。そんななかでの1曲、このアラバマのヒット曲はとびきり大好きでした。当時日本では発売されなかったかもしれません。全米最高15位。
この曲が収録された「Feels So Right」はカントリーロックとしては非常によく纏まったアルバムだと思います。
アラバマは60年代後半から活動しているグループで、1977年に現在のバンド名に改名。それまでドラマーが頻繁に交代するバンドだったのですが、1979年以降は粗メンバーが固定され、現在に至ってます。
彼等の転機は1980年。メジャーレーベルであるRCAへ移籍し、以降ヒットを連発していきます。そして「Love in the First Degree」は彼等にとってはメジャーアーチストになるきっかけとなったヒット曲です。
アラバマは殆どがメンバーの自作なのですが、この曲は他人が書いた曲のようです。ただミッドテンポのメロディが美しいカントリーロックなので、メンバーも気に入ったのでしょう。
カポを1フレットに押さえると、コードが簡単な楽曲なので、個人的には未だにフォークギターで弾いてしまう1曲です。
初期イーグルスファンであれば気に入って頂けると思います。まだ聴いたことのない方は是非聴いてみて下さい。
どうでした?? もともとカントリーロックが好きだった私は、当時このグループにすっかり夢中になってしまいました。しかしながら周りにはアラバマを知っている方は皆無で、彼等のすばらしさを共有できた経験は未だにありません(笑)。
ちなみにこの曲、後にバナナラマがディスコチックにカバーしてました。
アラバマはまだまだ現役のカントリーロックバンドなので、彼等の最近のアルバムも聴いてみようかなと思ってます。