ジンジャー・ベイカー作の③「Passing The Time」は、なかなかユニークです。間に穏やかなメロディを挿入した組曲。プロデューサーのフェリックス・パパルディの力量が大きいのかな。彼は「4人目のクリーム」と言われた程の人物ですから。
フォーキーな④「As You Said」は力強いアコギのカッティングとストリングス(メロトロンっぽい)の絡み具合が素晴らしい。メロディもミステリアスです。 なんとなく後のデヴィッド・ボウイの「スターマン」を連想させるようなアコギ&ストリングス。いや、ボウイは絶対に「As You Said」から影響を受けていると思います(何の確証もないですが・・・^^)。
⑤「Pressed Rat & Warthog」は語りをメロディにのせていくもの。私の大好きなモンキーズでも、こうした歌うのでなく、語る楽曲ってありましたね。 コレ、ジンジャー作ですが、語っているのはジンジャーでしょうか。やっぱりジンジャー、好きになれないなあ~(笑)。
やはりジャック作の⑨「Deserted Cities Of The Heart」、これもカッコイイです。 アップした映像はなんと2005年の再結成映像。ジンジャー、怖いくらいに老人ですね。 冒頭申したとおり、ジンジャーとジャックは不仲だった筈ですが、こうして時を経て、楽しくお互いが演奏出来るなんて素晴らしいことですね。 ちなみにこの映像の観客もえらいシニアが多いです。
私の一番のお気に入りは②「Jones Vs. Jones」。この曲は大ヒットした「Celebration」の次にシングルカットされた曲で、実にメロウで、後の大ヒット曲「Joanna」を彷彿される名曲です。甘~いヴォーカルのJTが冴え渡ります。イイ曲ですね~。 でもこの曲の歌詞は、暖かいムードの曲調とは全く正反対の内容。実は離婚をテーマとしたものなんです。 淡々と歌うJT。でも歌詞は離婚した男の悲哀を歌ったものなんですね。
軽快なR&Bチューンの③「Take It To The Top」もシングルカットされた楽曲。昔のファンクっぽさは影を潜め、こうしたブラコンチューンも気のせいか、随分洗練されてしまってます。従来のファンクファンはさぞかしがっかりしたことでしょう。
今回は80年代にビッグヒットしたポールのアルバムをチョイスしました。 ポールのアルバムって、正直完成度は高くない。ポールファンを自認する私でさえ、そう感じます。個人的には名作「Venus And Mars」も多少の駄作が収録されていると感じます。 ですから特に80年代以降のポールのアルバムって、真面目に聴いたことがありません。この「Tug of War」も、発表された当時はリアルタイムに洋楽を聴いていたにも関らず、聴いたことがなかったんですね。 今回縁あり、ここ1,2週間ずっと本作を聴いていたのですが、これが結構イイ。本来のポール節が随所に聴けますね。
当時⑫「Ebony and Ivory」がヒットしまくったので、次のシングル②「Take It Away」の存在が薄かったと思いますが、私は当時からこの曲が大好きでした。 今回20数年振りにこの曲を聴きなおし、やっぱりいいなあと惚れ直しました(笑)。 メロディはポールらしいポップチューン、でもこの曲の良さはアレンジにあります。イントロはスカ風なリズム、と思ったらカントリータッチなピアノに導かれ、軽快なリズムに。しばらくすると豪快なホーンが・・・。 この素晴らしい楽曲のドラムはリンゴ・スターとスティーヴ・ガッド。タイトで、リズミカルな訳が理解出来ました。ベースはポール自身? それともスタンリー・クラークでしょうか。相変わらず面白いベースです。 そしてこの曲の最大の聴き所はエンディングの3分20秒あたりの分厚いコーラス、それに絡むホーンだと思ってます。素晴らしい!
④「What's That You're Doing?」は一聴してスティーヴィー・ワンダーと分かる曲調です。そう、このアルバムには「Ebony and Ivory」だけではなく、この曲でもポールはスティービーと共演しているのでした。 こちらは80年代R&B。絶対ポール単独では作れない音です。 こうした異色作が収録されると、アルバムも通して聴きやすくなりますね。
ジョンへのオマージュが⑤「Here Today」。 アコギと弦楽器のみのアレンジは「Yesterday」と同じ。そしてもちろんこのアレンジはジョージ・マーティンです。私は「Yesterday」よりも「Here There And Everywhere」を想い出してしまいました。それからビーチボーイズにも同タイトルの楽曲があります。 ポールはビーチボーイズの「ペットサウンズ」が大好きですから、間違いなくビーチボーイズの「Here Today」も頭にあったと思われます。 アップしたのはオケのない、アコギのみで演奏した「Here Today」。有名な「Back in the U.S tour」からの映像です。
⑨「Get It」ではポール憧れの人、カール・パーキンスがポールとデュエットしてます。 間奏のギターソロは如何にもカール・パーキンスらしい。 ちなみにビートルズはカールの「Matchbox」「Honey Don't」「Everybody's Trying To Be My Baby」等のカバー曲を発表してますね。そしてなぜかそれぞれヴォーカルはリンゴ、リンゴ、ジョージとポールはカールのカバー曲ではリードヴォーカルを取っていません(笑)。
ちなみに地味な⑪「Dress Me Up as a Robbe」って曲、イントロがちょっとスペーシーな曲なんですが、ここでのドラム、パラディドルを駆使したカッコイイ、ドラミングなんですが、やっぱり叩いているのはスティーヴ・ガッドだったんですね~。妙に納得。ポールのヴォーカルは裏声でしょうか。それともヴォーカルはリンダ?? スパニッシュギターのアレンジもgood。 ↓イントロだけでも聴いてみてください。
もう聞き飽きたと思いますが、やっぱりイイ曲なんでアップしておきます、「Ebony and Ivory」。 このPVは当時、ガンガンにオンエアされてました。でもこの映像、2人は合成とのこと。 ポップスとしても超一級品の作品。エンディングでスティーヴィーが「Ivory(白鍵)」、ポールが「Ebony(黒鍵)と歌っているところがミソですね。
1. I Want To Take You Higher 2. Everybody Is A Star 3. Stand! 4. Life 5. Fun 6. You Can Make It If You Try 7. Dance To The Music 8. Everyday People 9. Hot Fun In The Summertime 10. M'Lady 11. Sing A Simple Song 12. Thank You (Falettinme Be Mice Elf Agin)
あとちょっと意外だったのが⑨「Hot Fun In The Summertime」のような明るいR&Bも当時のスライは得意としていたということ。メロディはファンク色の薄い楽曲ですが、中盤のアレンジはさすがスライ、並みのバンドではありません。 アップした映像は①「 I Want To Take You Higher」へと繋がっていくもの。凄い演奏です。体が反応してしまう~(笑)。後半はフルボリュームでどうぞ。